トップメッセージ

会長 武田龍雄 理事長 川上武

 平素は、広島信用金庫に格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
 令和4年度のわが国経済は、コロナ禍の影響が緩和に向かった一方、ウクライナ情勢の悪化を契機とした資源・原材料の高騰に加え、生産年齢人口の減少等の構造的な社会問題が顕在化いたしました。
 特に、地域経済の担い手である中小企業・小規模事業者は、コスト上昇分の価格転嫁や人手不足といった深刻な経営課題に直面されております。
 このような厳しい経営環境において、現下の金融機関には、環境の変化に柔軟に対応し、お取引先の課題解決支援と質の高い金融サービスの提供を通じて、将来にわたり地域とともに成長・発展する持続可能なビジネスモデルの構築が求められております。
 こうした状況のもと、当金庫は、お客様第一を基本に、会員・お取引先に対する金融サービスの向上に努めるとともに、さらなる体質強化をはかるべく、経営の合理化・効率化に取り組んでまいりました。
 その結果、厳しい経営環境ではありましたが、当期純利益は27億53百万円、自己資本比率は13.18%を計上するなど、さらなる経営体質の強化をはかることができました。
 これも偏に皆様方の温かいご支援の賜物であり、役職員一同、心より感謝申し上げます。
 今後とも、健全経営の堅持を基本に、協同組織の地域金融機関として、地域とともに歩み、ともに発展するという理念のもと、お客様起点の営業活動を徹底し、地域の皆様のご期待にお応えしてまいる所存でございますので、何卒、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和5年7月

会 長
武田龍雄

理事長
川上武